子供の栄養を考える  
水溶性ビタミン (ビタミンB1・ビタミンB2・ナイヤシン・パントテン酸・ビタミン6・ビタミン12・葉酸・ビタミンC)
   
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  ビタミンB1
 <主な働き>
 糖質(炭水化物)が体内でエネルギーに変換する時に不可欠。脳、神経組織、筋肉、心臓が正常に働くようにする。
食欲を正常に保つ。

 <ビタミンB1が不足すると子供にこんな症状が>
 エネルギーが不足し、食欲不振、疲れやすい。神経系の異常が起きたり、胃腸や心臓の働きが落ちる。筋肉や神経が痛む。気分がふさぐ、学習能力が低下し、集中力がなく、イライラする。協調性がなくなる。不安感。
運動中には、動悸、息切れがする。
発達の遅れ。むくみ、肌が黄色みをおび、ツヤがない、便秘になる。
 
 <ビタミンB1の上手な摂り方>
 ねぎや玉ねぎ、にら、にんにくなどに含まれる「硫化アリル」が吸収率を高めるので、いっしょに摂る。汁ごと食べるようにする。

 <ビタミンB1が多く含まれる食材>
 ・ごま
 ・豚もも肉
 ・ボンレスハム
 ・青のり 
 ・ピーナッツ


  ビタミンB2
 <主な働き>
 脂質の代謝に必要。エネルギー生産、細胞の再生、発達と成長などに関わる。ビタミンEに協力して、過酸化脂質の分解を助ける。目の健康を保つ。運動能力を高める。
神経系の働きを高める。皮膚、髪、爪を健康に保つ。
 
 <ビタミンB2が不足すると子供にこんな症状が>
 発達が遅れる、体重が減る。エネルギーが不足し、疲れやすく、食欲がなくなる。イライラして神経質になる。貧血、目が疲れる。うつ状態や無力感。性格が変わることもある。
口内炎、口角炎、皮膚炎などにかかりやすい。
フケがでやすくなる。

 <ビタミンB2の上手な摂り方>
 日本人には不足しがちなので、積極的に摂るようにする。肉、レバーや卵、魚介類などの動物性食品に多い。汁ごと食べるようにする。

 <ビタミンB2が多く含まれる食材>
 ・豚レバー
 ・焼きのり
 ・脱脂粉乳
 ・干ししいたけ
 ・干しひじき


  (ビタミンB3) ナイアシン
 <主な働き>
糖質や脂質の代謝、脂肪酸の合成に必要。500種近い酵素の補酵素として働く。神経伝達物質の生成に関与し、脳神経系の正常な働きを助ける。
 
 <ビタミンB3が不足すると子供にこんな症状が>
 疲れやすい。体がだるい。不眠。不安感が強く、情緒不安定。ふさぎこんだり、、うつ状態になる。イライラして、興奮しやすい。忘れっぽい。

 <ビタミンB3の上手な摂り方>
 一部は体内のアミノ酸から合成されるが、合成には、B6が必要なので一緒に摂ると良い。肉類や魚介類、卵に多い。

 <ビタミンB3が多く含まれる食材>
 ・たらこ
 ・かつお
 ・ピーナッツ
 ・干ししいたけ
 ・まぐろ(赤身)


  (ビタミンB5) パントテン酸
 <主な働き>
 B1と共に糖質代謝、B2と共に脂質代謝に働く。血糖値の調整に関与。自律神経伝達物質の生産。ストレスへの抵抗力を高める。
 
 <ビタミンB5が不足すると子供にこんな症状が>
 エネルギー不足で疲れやすい。自律神経の働きが乱れる。怒りっぽく、短期でイライラする。すぐに気分が変わる。昼間から居眠りする。無気力。

 <ビタミンB5の上手な摂り方>
 多くの食品に含まれるので、日本人にはあまり不足しない。
加工食品には少ない。白米にはほとんどふくまれないので、副食で摂るようにする。

 <ビタミンB5が多く含まれる食材>
 ・鶏レバー
 ・干ししいたけ
 ・脱脂粉乳
 ・たらこ
 ・納豆


  ビタミンB6
 <主な働き>
 たんぱく質の代謝に不可欠で、アミノ酸の分解に関わる。血糖の維持に必要。神経伝達物質の合成に働く。細胞や体液の免疫機能を維持する。
 
 <ビタミンB6が不足すると子供にこんな症状が>
 たんぱく質利用が低下し、成長が遅れ、疲れやすい。神経過敏で、音に敏感。不眠症。生理不順や生理痛がひどい。
「けいれん」を起こしやすい。

 <ビタミンB6の上手な摂り方>
 不足しやすい。。たんぱく質や動物脂肪を多く摂ると消耗する。バナナやいも類など、たんぱく質が少なく、B6が豊富な食材からの摂取が効果的。

 <ビタミンB6が多く含まれる食材>
 ・牛レバー
 ・まぐろ(赤身)
 ・かつお
 ・さけ
 ・ごま


  ビタミン12
 <主な働き>
 赤血球の合成に必要。葉酸のDNA合成を助ける。神経細胞を守る鞘の成分。睡眠と覚醒のリズムに関与。血液中のビタミンCを正常に維持する。
 
 <ビタミンB12が不足すると子供にこんな症状が>
 赤血球の生産低下による貧血。脳や神経鞘の発達が悪くなり、うつ状態、気分がふさぐ。無気力、集中力低下。知覚異常や神経症が現れることもある。

 <ビタミンB12の上手な摂り方>
 高たんぱく食やビタミンCの摂りすぎでも消耗する。魚介類や肉類など、動物性食品に多く、野菜には含まれない。
ダイエットで不足しがち。

 <ビタミンB12が多く含まれる食材>
 ・しじみ
 ・赤貝
 ・焼きのり
 ・すじこ
 ・牛レバー


  葉酸
 <主な働き>
 細胞の増殖に必要。DNAの主成分の合成に不可欠。神経細胞の代謝と成長を助け、神経を発達させる。
 
 <葉酸が不足すると子供にこんな症状が>
 細胞の増殖が滞る。疲れやすく、虚弱。脳の発達が遅れ、欠乏すると脳形成不全になることもある。憂鬱で不機嫌。虚脱感に陥る。忘れっぽくなる。

 <葉酸の上手な摂り方>
 亜鉛が吸収率を高める。B12が働きを助けるので、一緒に摂ると効果的。野菜や豆類、レバーなどに多いが、調理による損失が大きい。

 <葉酸が多く含まれる食材>
 ・焼きのり
 ・鶏レバー
 ・なばな
 ・枝豆
 ・きな粉


  ビタミンC
 <主な働き>
 細胞同士をつなぐ「コラーゲン」の生成に関わる。免疫力を強化し、強力な抗酸化作用を持つ。ストレスに対抗する抵抗力を高める。

 <ビタミンCが不足すると子供にこんな症状が>
 興奮しやすく、おちつきがなくなる。血管がもろくなり、骨や歯、臓器が弱くなる。出血しやすく、傷の治りが遅い。虚弱体質で、かぜなどの感染症にかかりやすい。疲れやすい。
発達が遅れ。ストレスに弱い。情緒不安定で、興奮しやすい。うつ状態、無気力。
背が伸びない。シミ・ソバカスが濃くなる。
 
 <ビタミンCの上手な摂り方>
 たんぱく質が吸収率を高める。熱に弱いので、手早い調理で損失を最小限に。ビタミンAがCを長持ちさせ、いっしょに摂ると抗酸化力が持続する。

 <ビタミンCが多く含まれる食材>
 ・焼きのり
 ・赤ピーマン
 ・芽キャベツ
 ・菜の花
 ・パセリ、ブロッコリー
 

・たんぱく質

・脂溶性ビタミン

・水溶性ビタミン







<豆知識>
・ビタミンには、水に溶ける性質の「水溶性ビタミン」と油脂に溶ける性質の「脂溶性ビタミン」がある。水溶性は、必要量以上は体外に排出されるので、多く摂っても心配ない。脂溶性は体に蓄積されるため、摂りすぎると過剰症などおこすこともある。





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